兵庫県播磨町に住む19歳の少年が、スマホゲームで不正行為をするためのチートアプリを組み込んだスマホを販売していたとして、商標法違反の疑いで逮捕されました。
今回はチートアプリを仕込んだスマホ(通称:脱獄アイフォン)を販売していた19歳の少年の
- Twitterアカウント
- 脱獄アイフォンは違法なのか?
- 誰なのか名前や顔画像
などを調べてみました。
19歳少年が脱獄アイフォン(チートアプリスマホ)を販売して逮捕
「脱獄アイフォーン」販売、19歳少年容疑で逮捕 ゲーム課金逃れる「チートアプリ」組み込むhttps://t.co/2pMBusO3gT
— LINE NEWS (@news_line_me) March 3, 2020
兵庫県播磨町の19歳の少年は、2019年8月〜12月に「脱獄アイフォン(チートアプリを組み込んだiPhone)」を、京都府に住む2人の少年に合計6万5000円で販売し、アップルの商標権を侵害した疑いにより逮捕されました。
19歳の少年が販売した相手が京都府在住ということで、京都府サイバー犯罪対策課が摘発しています。
どうやら、京都府に住む男性以外にも、ツイッターを通して購入希望者を募って、「脱獄アイフォン」を販売していたそうです。
2019年7月以降で約60台を販売していたそうで、合計で250万円の売り上げがあったそうです。
1台あたり、だいたい4万円で販売していたということですね。
中古でアイフォンを購入し、ネット上で公開されているプログラム改変ツールを使って、チートアプリを組み込んだそうです。
中古でアイフォンを購入しないといけないので、中古アイフォン代のことを考えると、利益は250万円よりも少ないですよね。
中古で3万円で利益が約60万
中古で2万円で利益が約120万
中古で1万円で利益が約180万
というかんじで、めちゃくちゃ利益を出しているわけではないかもしれませんね。
まぁ利益に関係なく、悪いことをしたのには、変わりはないのですが。
脱獄iPhoneは違法ではない?
@_1PAN さんに脱獄アイフォン6 売ってもらいました!取引の時にとても優しくしてもらいました
脱獄端末頼むならこのひとに! pic.twitter.com/U3Phi6RcLQ— @コブラ (@Asu1329Asu13291) November 27, 2016
「脱獄」という行為は、Apple(iPhoneの販売元)が、Appleの端末に対してかけている制限を解除することです。
制限を解除することで、その端末がもっている能力をフルに発揮できるようになるようです。
脱獄することにより、Appleの公式から出されていない非公式のスマホアプリを使えるようになります。
ということで、脱獄はAppleの規約違反となります。
脱獄することによって、セキュリティが弱くなったり、Appleのサポートが受けられなくなる反面、
- 広告をブロックする
- Androidをインストールできる
- カメラのシャッター音を消すことができる
- フォントを自由に変更できる
などいろいろと改造できるようです。
で、こういった不正改造なのですが、実は悪いことではなく違法でもありません。
つまり、脱獄はAppleの規約違反にはなりますが、違法というわけではありません。
脱獄に対してはAppleは黙認しているところがあります。
理由としては、個人の趣味でOSやソフトを改変したりとプログラミングを楽しむ行為自体を法律で規制することができないからだといいます。
脱獄アイフォンで逮捕された理由は商標法違反?
脱獄iPhone売ります
iPhone4なので安く売ります
3000から5000円です
欲しい方dmよろしく #脱獄iPhone売ります#脱獄アイフォン pic.twitter.com/B6EaQu60aJ— せーや (@seiyasan1116) June 19, 2016
じゃあ、なぜ兵庫県在住の19歳少年は逮捕されたのでしょうか?
脱獄iPhoneで違法になる例として、
- 有料アプリを無料でダウンロードする
があります。
今回は、脱獄アイフォンによって、課金をせずに課金アイテムやキャラを手に入れられるようなアプリが入っていたそうです。
なので、今回は当てはまらない。
ここで出てくるのが、「商標法違反」です。
「商標法違反」とは何か?ということなのですが、
他者の商標(商品やサービスを区別するマーク)と同一の商標を使い、商標権者の権利を侵害したり、不当利得を得たりする行為を言います。
出典元:刑事事件弁護士ナビ
商標とは、販売元や取り扱い元を表すための標識(トレードマーク)のことです。
今回の場合でいうと、Appleのりんごのマークです。
簡単にいうと、
- 脱獄したiPhoneはApple製品と同じ商標を使っている(見た目が同じ)
- 商標が保証するiPhoneの信用を損ねている
- 本来保証されているiPhoneの品質じゃないのに、iPhoneとして販売してしまった
- 脱獄したiPhoneはAppleから販売されているという誤認を与えた
という理屈で、19歳の少年は逮捕されたのだと思います。
あと、19歳の少年からチートアプリの入った脱獄アイフォンを購入した男性(少年)2人ですが、おそらく使用しただけなので、逮捕されていないと考えられます。
脱獄アイフォンを販売した19歳少年は誰?名前やSNSは?
ツムツム代行!
脱獄アイフォン販売
ニャンコ大戦争
バンドリ!スター垢販売#バンドリ#ニャンコ大戦争#ツムツム代行#ツムツム pic.twitter.com/sy3rNHjqhV— かねき@石垢主に販売 (@kaneki2438) September 11, 2017
では、脱獄アイフォンを販売した19歳少年は誰なのかということです。
チートアプリが入った脱獄アイフォンは、SNSなどで違法販売されているようです。
上のツイートのように、Twitterでもチートアプリが入った脱獄アイフォンは販売されています。
今回の報道では、「会員制交流サイト(SNS)」で違法販売で行われていたということで、Twitter上で行われていたかどうかは確定ではありません。
しかし、京都府警サイバー犯罪対策課が見つけられるくらいですから、公でも見つけることができるくらいのSNSではないでしょうか。
おそらくTwitter上で、脱獄iPhoneを欲しい人に呼びかけて、売っていたのだと予想します。
売買のやりとりをしていたSNSアカウントについては、特定されていません。
また、今回の容疑者については
- 19歳である
- 男性
- 兵庫県播磨町在住
ということ以外の情報はありません。
「男子大学生(19)」という表記で報道されていないため、大学生や短大生ではないかもしれませんが、「無職」との表記もないので、どういう職業の人かは不明です。
19歳少年容疑者は優秀?プログラミングができる?
脱獄iPhoneの作り方って意外と簡単だった。
これじゃ不正する若者が出てきてもおかしくないですね…。
#脱獄アイフォーン #チートアプリ #京都府警サイバー犯罪対策課 #にゃんこ大戦争https://t.co/VcW6DJQPET
— おやちゅ (@achieverog) March 3, 2020
ある意味、頭よくてすごい。何かいいことに使えないものか
【「脱獄アイフォーン」販売、19歳少年逮捕 ゲーム課金逃れる「チートアプリ」組み込む 商標法違反容疑
昨年7月以降、約60台を販売し、計約250万円の売り上げがあったという。】https://t.co/pwvTsPv3Y0— 上田亮子 (@mamasworks) March 3, 2020
こういったネットを使った逮捕者が出たときに
正しく使ったらいいのに!とか、優秀じゃん!とか言う人がいます。
しかし、チートアプリ搭載の脱獄アイフォンは、ネット上にある情報からある程度の知識があれば作れるほどのものらしいです。
つまり、独学したアプリをめちゃくちゃ分析して情報を集めたりはしなくてもいいということです。
私は作れないですが、プログラミングでめちゃくちゃ優秀な人しか脱獄できないということもないようですね。