2019年12月31日の「第70回NHK紅白歌合戦」で嵐の新曲「カイト」が披露されることが決定しました。
新曲「カイト」は人気アーティストの米津玄師さんが作詞作曲を手がけられ、NHKの東京オリンピック・パラリンピックの応援ソングで、大変注目を浴びています。
しかし、嵐のファンにとってはもっと大事なことがありますよね。
そうです、「カイト」がCD化されるかどうかです。
私の個人的な予想ですが、「カイト」はCD化すると思っています。
それも、「カイト」の1つ前の嵐のシングル曲「Turning Up」とセットになってミニアルバムとして。
あくまでも予想なのですが、嵐の中長期なデジタル戦略を考えると、あり得る話だとわかります。
今回は新曲「カイト」のCD化の可能性についてまとめてみました。
嵐のシングル曲「Turning up」のCDが発売されていない理由
新曲「カイト」の前のシングル曲である「Turning up」もCD化されていません。
嵐の公式Youtubeチャンネルが2019年10月9日に開設されました。
同時に、サブスクリプション型(定額制)のストリーミングサービス(Spotify、Apple Music、Amazon Music)でも音源が解禁されました。
さらにさらに、今までの嵐のシングル表題曲のダウンロードも始まりました。
※「ストリーミング」と「ダウンロード」の違いを説明します。
「ストリーミング」は、スマホなどの端末に曲のデータを落さなくても、直接音楽配信サイトから流れる曲を聞くことができます。
「ダウンロード」は、スマホなどの端末に曲のデータを落としてからじゃないと、その曲を聞くことができません。
「Turning up」はデジタルシングル曲として、2019年11月3日に配信されました。
デジタルシングルとは、CDでの発売はせず、配信のみリリースする曲のことです。
サブスク(サブスクリプション)解禁と同時に、Youtubeでも同じ日に「Turning up」が公開されています。
このデジタルシングル曲としての発表は、嵐としては初の試みです。
この「初」というところが重要なのですが、とにかく嵐は新しい挑戦をしているのです。
で、新しい挑戦をすることは必ずしも、今までの文化を捨てることではないと思うんです。
シングル曲について言うと、売れるはずのCDを嵐が売らないはずがないんです。
じゃあ、なぜ「Turning up」のCD化を発表しないのかというと、これは『嵐の小出し戦略』と『嵐のスケジュールの都合』で説明できます。
2018年以降の嵐は押し売りである
嵐の小出し戦略とは、定期的に嵐の話題をもってくる戦略のことです。(私が名付けました。)
どんなプロジェクトも長い期間をかけて吟味して、リリースされます。
例えば、嵐の公式Youtubeチャンネルだって、2019年10月3日に開設ですが、計画はもっと前からされていたはずです。
2019年1月27日に発表された「嵐活動休止」だってそうです。
これも、2018年以前に決められていたと思います。
天皇陛下の即位を祝う「国民祭典」が、9日、皇居前広場で開かれました。ピアニストの辻井伸行さんらの演奏で、人気アイドルグループ「嵐」が、即位を祝ってつくられた「奉祝曲」、「Ray of Water」を披露しました。https://t.co/aMNAzej3OC#nhk_news #nhk_video pic.twitter.com/d7MSXfmDFo
— NHKニュース (@nhk_news) November 9, 2019
2019年11月9日には嵐が、天皇陛下ご即位奉祝祭典で「Ray of Water」を披露しました。
ストリーミング配信だって、2019年に入って様々なアーティストが解禁しています。
音楽業界という大きい枠を考えても、長期的なプロジェクトが一般市民の見えないところで動いています。
ラグビーワールドカップだって、東京オリンピック2020だって。
全てお金が動くものには、スケジュールがきちんと組まれています。
嵐と米津玄師さんとのコラボをNHK紅白歌合戦で披露するのも、紅白歌合戦の視聴率のためです。
嵐のドキュメンタリーをNetflixで独占配信するのも、Netflixとジャニーズが提携しているからです。
というように、ありとあらゆるイベントで嵐は何かの利益になるようにかかわっています。
悪いか悪くないかという話ではなくて、事実としてこまめに嵐の話題を世間に小出ししています。
「BRAVE」と「馬と鹿」が嵐と米津玄師のコラボの伏線?
嵐と米津玄師のコラボの時期がいつなのかを考えてみようと思います。
嵐の「BRAVE」と米津玄師の「馬と鹿」が同時リリース
2019年9月11日に、嵐のシングル曲「BRAVE」と米津玄師さんの「馬と鹿」が同時に発売されました。
嵐SPメドレー①
「BRAVE」
高画質ベストアーティスト#ym___movie#ベストアーティスト pic.twitter.com/PmZEdFM5CB
— Y u m a .(移行) (@___yuma_rai) November 28, 2018
「BRAVE」は2018年10月28日にラグビーW杯のイメージソングとして起用されることが決まりました。
そして、2019年11月28日には「ベストアーティスト」という番組内で「BRAVE」が披露されました。
対して、2019年7月7日の「ノーサイドゲーム」というラグビーのドラマの放送中に、「馬と鹿」が主題歌として番組に使われ、サプライズ発表となりました。
そして、2019年8月12日に音楽配信サービスでリリースされました。
「BRAVE」も「馬と鹿」も両方とも、ラグビー関係の曲として使われています。
2019年9月11日には、嵐の「BRAVE」と米津玄師さんの「馬と鹿」が同時に発売され、「ビルボード」ではトップ争いをすることに。
2019年9月23日付(集計期間:2019年9月9日~9月15日)の総合ソング・チャート“JAPAN HOT 100”で、米津玄師と嵐という、トップ・アーティストによる注目の頂上決戦となった当週、注目の“JAPAN HOT 100”は、米津玄師「馬と鹿」が、嵐「BRAVE」とのシングル・セールス差277,325枚を他指標で覆し、6月の「海の幽霊」以来の総合首位を獲得した。
米津玄師「馬と鹿」のシングル・セールス初週売上は431,270枚で、同「Lemon」は205,169枚と倍以上のセールスを稼いだが、一方の嵐「BRAVE」は708,595枚で、前作「君のうた」は382,812枚とこちらも倍近いセールスをマークし、シングル1位となった。他指標では「馬と鹿」が、ラジオとダウンロード、ルックアップで1位となり3冠獲得、Twitter4位、動画再生2位と高ポイントを積み上げ、「BRAVE」はルックアップ2位、Twitter3位、ラジオ56位に留まり、総合ポイントで米津玄師が嵐を上回った。
出典元:billboard
単純なCDの売り上げでは「BRAVE」が「馬と鹿」に勝っています。
しかし、その他のデジタル領域での売り上げを総合すると、「馬と鹿」が「BRAVE」に勝っています。
そう、どちらの曲もすごいんです!
で、このことがきっかけで、嵐と米津玄師さんがタッグを組んだという説もありますね。
ですが、どちらの曲も「ラグビー関係」でしかも「発売日が同じ」であること考えると、これは仕組まれていたことだと私は思います。
日本で開催のラグビーW杯ですから、当然大きなお金が動くと見ての戦略でしょう。
ということからも、「BRAVE」がラグビーワールドカップの曲に使われることが発表された2018年には、嵐と米津玄師さんのコラボは決まっていたと思います。
そして、これだけ一大イベントなのですから、「BRAVE」はラグビーW杯にどうしても合わせて発売しないといけなかったのです。
「カイト」のCDが発売しないのは「BRAVE」のせい
結論をいうと、「カイト」のCDが発売しないのは「BRAVE」のせいです。
「BRAVE」の発売が遅くなったため、そのしわ寄せで「Turning Up」と「カイト」のCD化が遅くなっています。
シングル曲発売の順番は
「BRAVE」→「Turning Up」→「カイト」です。
「BRAVE」は2019年9月11日発売の曲ですが、
- 令和最初の嵐のシングル曲
- 嵐の活動休止発表後の初シングル曲
- 初回限定盤でシングル曲では初のBlu-ray付属
といろいろと記念すべき?シングルです。
そして何より「BRAVE」で特徴的なのが、1つ前のシングル曲「君のうた」発売から約11ヶ月ぶりのシングル曲だという点です。
嵐の曲の中で、次のシングル曲発売までの間隔が一番開いたのが「BRAVE」なんです。
ちなみに、シングル曲の間隔が一番短いのが29日間で、3期間ありました。
2010年9月8日「Love Rainbow」〜10月6日「Dear Snow」
2012年5月9日「Face Down」〜6月6日「Your Eyes」
2014年4月30日「GUTS!」〜5月28日「誰も知らない」
「BRAVE」はラグビーW杯が開催の2019年9月に合わせる形にしないといけなかったので、322日(約11ヶ月)ぶりに発売されたシングル曲となってしまいました。
おそらくなのですが、「Turning Up」は本当はもっと早くリリースできたはずなんですよね。
けれども、2019年の9月の「BRAVE」発売と10月の「嵐Youtubeチャンネル開設」「サブスク解禁」「5×20All the BEST!CLIPS 1999-2019」の発売がありましたよね。
そのため、「Turning Up」の発売が11月になってしまったということだと思います。
「Turning Up」がCD化しなかったのは「カイト」をCD化するため?
「Turning Up」がCD化されなかったから、嵐×米津玄師さんとのコラボ曲「カイト」がCD化されないかも…と悲しむのはまだ早いですよ!
逆に考えるんです。
「Turning Up」がCDで発売されなかったのは、「カイト」がCDで発売されるためのほんの少しの我慢であったと。
「カイト」の発表日と「Turning Up」がかぶってしまう問題
「Turning Up」がデジタルシングルのみになってしまったのは、やはり次の新曲発売までの期間の問題です。
シングル間が短かったというのがネックだったのです。
シングル曲と次のシングル曲までの期間は最短で29日間です。
2019年11月3日に「Turning Up」発表、2019年12月18日に「カイト」発表を考えると、開いた期間は46日間です。
あれ、じゃあ別に特別じゃないんじゃないなの?と思ったかもしれませんね。
従来のCD発売までの流れは、
新曲発表(曲名とCD発売日予告)→新曲リリース(CD化で発売)
でした。
しかし、「Turning Up」は例外で
新曲発表&リリース(曲名とデジタルシングルで発売)
でした。
簡単にいうとですね、今までは「新曲の名前」と「CD発売予定日」を同時に発表していました。
そしてその予告から、だいたい1ヶ月半くらい経った後に新曲がCDで発売されるという流れでした。
一方、「Turning Up」は新曲発表されたと同時にリリースと、新曲発表からリリースまでの期間がゼロなんです。
「カイト」のCD化があるから逆に「Turning Up」のCD化を延期した
もし、従来の方法で「Turning Up」を発売するとなると
2019年11月3日発表→2019年12月18日リリース
ということになっていたと考えられます。
もうお分かりですよね。
そうです、「Turning Up」をCD化して発売してしまうと、「カイト」を発表するタイミングがどうしてもなくなってしまうんです。
「Turning Up」のCD発表をしないことで、「カイト」の新曲発表を避ける意図があったわけです。
「カイト」は2019年のNHK紅白歌合戦の話題作りには外せませんから、2019年年内に必ず発表しないといけません。
仮に2019年12月18日に「Turning Up」CDリリース→12月25日に「カイト」発表とずらしたとしても、新曲の期間が短すぎますよね。
まぁ、短期間で新曲発売はファンからしたらうれしいかもしれませんが、おそらくCDの売り上げを考えると避けたほうがいいでしょう。
予想ですが、2019年12月31日に「カイト」を発表してから、年があけて翌日2020年1月1日くらいに「カイト」がデジタルシングルとして配信されると思います。
「カイト」「Turning Up」のミニアルバムCDの発売日・予約日はいつ?
「カイト」と「Turning Up」が一緒に収録されたミニアルバムとして、発売されると予想します。
従来の
新曲発表(曲名とCD発売日予告)→新曲リリース(CD化で発売)
の間隔が1ヶ月半ということでミニアルバムの発売日を考えます。
他のアーティストをみても、ストリーミングやダウンロードでの発売から約1ヶ月くらいでCDが発売されています。
2020年1月1日に「カイト」がデジタルでリリースされて、それから1ヶ月半後の2020年2月15日以降の発売になると予想します。
ミニアルバムの予約開始日ですが、活動休止発表した2019年1月27日の丁度1年に合わせるとかあるかもしれませんね。
まとめると、
2020年1月27日に「カイト」「Turning Up」の2曲が入ったCDの予約開始2020年2月15日にミニアルバム発売
となると予想しています。