漫画『恋と嘘』が最終巻である12巻で完結しました。
この12巻は根島由佳吏（ネジ）が、最終的に高崎美咲と結ばれる『美咲編』と真田莉々奈と結ばれる『莉々奈編』の2種類があります。
今回はこの2つのルートについて
- どこからルート分岐が発生したか？
- どのような違いがあるのか？
- 結末はどうなったか？
についてまとめました！
漫画『恋と嘘』の最終巻12巻ネタバレ｜美咲ルートと莉々奈ルートの分岐はどこから？
『恋と嘘』の12巻の11ページ（第45話）までは、『美咲編』も『莉々奈編』もどちらも同じでした。
高崎美咲の秘密を知っている五十嵐柊が、莉々奈とネジの前に姿を表し、高崎美咲の真実を打ち明けるシーンです。
分岐①
しかし、12ページ目から分岐が発生しました。
五十嵐柊からの高崎美咲の秘密を聞いたネジと莉々奈の反応が12ページ目から部分的に違いが発生します。
（部分的に別のセリフが入ったり、コマ割りが異なったり）
『莉々奈編』では、ネジは真実を聞いて、高崎美咲との会話（おそらく11巻？）を深刻そうな顔で、一瞬だけ思い出します。
真実を聞いたネジの気持ちを心配し、莉々奈は五十嵐柊に対する言葉が多いです。
アナタは美咲を想って話して少しは楽になれたかもしれないけれど、由佳吏はどうなるの？
恋と嘘 12巻『莉々奈編』
（後略）
『莉々奈編』よりも『美咲編』の方が、莉々奈がネジの顔を見るシーンが多いですね。
そして、『莉々奈編』17ページと『美咲編』15ページから再び同じになります。
分岐②
五十嵐柊がネジの家から出ていき、莉々奈とネジが2人で話すシーン。
『莉々奈編』27ページと『美咲編』25ページから再び分岐が発生します。
『莉々奈編』では、ネジが莉々奈に「莉々奈のことが恋愛的な意味合いで好きであること」と「高崎美咲が好きであること」を伝えます。
一方の『美咲編』では、ネジは莉々奈に「高崎美咲が好きである」ことを告白します。
『莉々奈編』は2人のことが好きというかんじで強欲ネジですが、『美咲編』ではネジは高崎美咲に一途であるようですね。
そして、『莉々奈編』29ページと『美咲編』27ページから同じシーンになります。
分岐③
莉々奈がネジ宅から帰宅するシーンで、再び分岐が発生します。
『莉々奈編』では、莉々奈がネジから自分が好きであることが聞けたことを喜び、ラブラブシーンが続きます。
一方の『美咲編』では、暗いムードの中、莉々奈が「美咲のおかけでネジとの時間を過ごせたこと」を悟り始めます。（ネジが高崎美咲のおかげで生き続けられているから）
そして、『莉々奈編』35ページの最終コマと『美咲編』29ページの最終コマから同じシーンになります。
ネジと莉々奈は駅で別れて、ネジは自宅に戻ります。
分岐④
そして、12巻45話の最後のページで違いが発生しました。
『莉々奈編』（40ページ）では、莉々奈が「大丈夫よ 私が一緒に支えるから」
『美咲編』（34ページ）では、高崎美咲が「大丈夫だよ 私が絶対守るから」
とネジの夢の中で、それぞれがネジに語ります。
『恋と嘘』の最終巻12巻のネタバレ｜46話の美咲編と莉々奈編の違いは？
『恋と嘘』46話でも『美咲編』と『莉々奈編』に違いがあります。
- 『莉々奈編』43ページ〜56ページの前半まで
- 『美咲編』37ページ〜50ページの前半まで
はどちらも同じストーリで、仁坂とネジがスーツ屋さんで会い、会話するシーンでした。
分岐⑤
ここで、仁坂の「お前に出会えなかった人生は考えたくないさ」の言葉がきっかけで、ネジが動き出します。
- 『莉々奈編』56ページの前半〜57ページ
- 『美咲編』50ページの前半〜53ページ
分岐が発生します。
『莉々奈編』も『美咲編』も、どちらも高崎美咲に会いに行くシーンですが、動機や感情が異なります。
『莉々奈編』では、改めて命を助けてくれたことのお礼を高崎美咲に伝える覚悟ができたようです。
『美咲編』では、一方的に助けられるのではなく、助けられた命で高崎美咲を愛するという決意が決まったのでした。
そして、高崎美咲の家にネジが着いたシーンで合流します。
『恋と嘘』の最終巻12巻47話のネタバレ｜美咲ルートと莉々奈ルートの違いは？
『恋と嘘』の12巻47話の冒頭は同じでした。
- 『莉々奈編』63ページ〜67ページ
- 『美咲編』60ページ〜65ページ
事前結納ということで、ネジ家族が莉々奈の家族ととあるお店へ行くシーンです。
分岐⑥
そして、分岐が発生するのは、ネジが莉々奈の正装を見たシーンからです。
- 『莉々奈編』68ページ〜71ページ前半
- 『美咲編』66ページ〜67ページ前半
『莉々奈編』の莉々奈はネジの顔を見て安心した照れを見せますが、『美咲編』の莉々奈はネジを見て一度は照れたものの不信感を抱くような顔になりました。
再び、
- 『莉々奈編』71ページ後半〜73ページ前半
- 『美咲編』67ページ後半〜69ページ前半
で合流します。
ぼーっとするネジに対して、莉々奈のひいおばあちゃんが「莉々奈と2人で庭を見る」ことを提案します。
分岐⑦
2人で会話し始めるところで分岐が発生します。
- 『莉々奈編』73ページ後半〜79ページ
- 『美咲編』69ページ後半〜73ページ
『莉々奈編』では、初めてネジと会ったときとは似ているようで違う、と莉々奈は言いました。
そして、2人で一緒に悩んで考えようと抱きながら言う。
一方の『美咲編』では、初めてネジと会ったときからネジは変わらず一生懸命に考える、と莉々奈は言いました。
こちらは、2人の恋愛関係は揺らいでいました。
莉々奈がネジの口から、高崎美咲の元に政府通知が届いて何かがあったという話を聞いて、
分岐⑧
- 『莉々奈編』81ページ後半〜84ページ前半
- 『美咲編』74ページ後半〜76ページ前半
で分岐が発生します。
『莉々奈編』の莉々奈は女房テイストでネジを励ましながら話を聞き、『美咲編』ではそのままネジと話しているかんじですね。
分岐⑨
少しの違いですが、『莉々奈編』（88ページ）と『美咲編』（80ページ）のネジの顔付きが違います。
『美咲編』のネジは、高崎美咲と会う覚悟が決まった顔になっていました。
このページのあと、すぐに再び合流し、また分岐。
分岐⑩
ここから大きな展開が始まりました。
- 『莉々奈編』88ページ〜97ページ前半
- 『美咲編』82ページ〜85ページ前半
『莉々奈編』では、ネジは莉々奈に恋愛的な感情を剥き出しに、莉々奈はネジを自分の夫のように見送ります。
一方の『美咲編』では、ネジは頭の中に莉々奈のことは薄れてしまい、莉々奈はネジと結婚することを半分諦めたかのように送り出します。
分岐11
ネジが事前結納を放棄して、自宅に戻ります。
- 『莉々奈編』99ページ〜ページ
- 『美咲編』87ページ〜ページ
ここで再び分岐が発生します。
『美咲編』のネジは自宅で、小学生のときに高崎美咲と半分に分けた”消しゴム”を持っていくことにしましたが、『莉々奈編』のネジは消しゴムの存在を忘れているようでした。
その後、合流。
『恋と嘘』の最終巻12巻48話のネタバレ｜美咲編と莉々奈編の違いは？
『恋と嘘』の12巻48話の『莉々奈編』と『美咲編』の違いをまとめました。
冒頭は同じでしたが、
- 『莉々奈編』108ページ後半〜ページ
- 『美咲編』98ページ後半〜ページ
から違いがありました。
