音楽ネタ

AI美空ひばり「あれから」の作曲者は誰?企画の経緯は?制作費はどれくらい?

AIで再現された美空ひばりさんが新曲「あれから」を披露し話題になっています。

美空ひばり(みそらひばり)さんが亡くなって30年が経ち、結成された「美空ひばり復活プロジェクト」

そのプロジェクトの裏には多くの人がかかわってきました。

今回は、

  • 「あれから」の作曲者は誰なのか?
  • 「あれから」の作詞者は誰なのか?
  • 美空ひばりAIにかかった費用はどれくらいなのか?

などなど、気になることを調べてみました。

AI美空ひばりが作られた理由や経緯は?

美空ひばりさんの復活プロジェクトは、当時「NHKの大型企画開発センター・ディレクター」井上雄支さんによって企画されました。

NHKスペシャルのシリーズ「人工知能 天使か悪魔か」という番組の企画を2007年から担当されており、美空ひばりAIの企画はその延長線上でした。

井上雄支さんによると、「NHKのど自慢」などを手掛ける音楽番組制作のプロデューサーからの話がきっかけだそうです。

2018年の夏ごろ、歌番組などを手がけるエンターテインメント番組部のプロデューサーから、「NHKのど自慢」の審査をするAIは実現可能かと相談されました。のど自慢の審査員は歌のうまさを判断するだけでなく、参加者とのやりとりも大切なのでAIには向かないんじゃないか。やるのであれば、美空ひばりさんのような亡くなった方をよみがえらせる企画の方が視聴者に喜んでもらえるのでは、と返したことがきっかけになりました。

出典元:HILLS LIFE

まさに、音楽×AIによる新しいエンターテイメントの形への挑戦ということですね。

ちなみに、過去のアーティストをきれいな動きのある映像で復活させるということは海外ではされていますが、「復活&新曲を歌う&動く」という試みは世界初です。

美空ひばりさんは、亡くなってからも新曲で舞台に立った初めての人ということになりますね。

美空ひばり新曲「あれから」の作曲者は誰?

 

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活動名義:佐藤嘉風(さとうかふう)

本名:佐藤嘉風(さとうよしのり)

生年月日:1981年3月15日

出身地:岐阜県

職業:シンガーソングライター、作曲家

美空ひばりAIの新曲「あれから」の曲を手掛けたのは、佐藤嘉風(さとうかふう)さんというシンガーソングライターの方です。

イケメンですよね!

ギターを使った温かみのある曲が特徴的で、聴いていてすごく落ち着きます。

佐藤嘉風さんの曲を聴いてから、美空ひばりさんの新曲「あれから」を聴いてみると、確かに佐藤さんが作られたのだな〜と、なんとなく感じますね。

自分で曲を作って歌うだけでなく、有名人に楽曲を提供されたりもしています。

美空ひばりさんの他に、例えば、乃木坂46の「渋谷ブルース」という曲を作られたのも佐藤嘉風(さとうかふう)さんです。

その他にも、神奈川県を拠点に活動されているということもあり、神奈川県関係の楽曲提供もされています。

佐藤嘉風(さとうかふう)さんの詳しい経歴などは、別の記事で詳しくまとめています。

佐藤嘉風のプロフィール!乃木坂46の作曲も!美空ひばりの曲に選ばれた理由は?2018年、亡き美空ひばりさんにもう一度会いたいという思いが集結し、あるプロジェクトが開始されました。 それは、美空ひばりさんの声...

佐藤嘉風さんのことが気になった方はどうぞ!

美空ひばり新曲「あれから」の作詞をした人は誰?

名前:秋元 康(あきもと やすし)

生年月日:1958年5月2日

出身地:東京都

職業:放送作家、音楽プロデューサー、作詞家

美空ひばりさんの新曲「あれから」の作詞を担当したのは、AKBグループなど数々のアイドルのプロデュースを行ってきた秋元康さんです。

美空ひばりさんの新曲を作るにあたり、たくさんの作曲者から曲を募ります。

そして、応募があった200曲以上の曲の中から、「現代に美空ひばりさんが歌うなら」ということでイメージとあった曲を秋元康さんが選びました。

その曲が佐藤嘉風(さとうかふう)さんが作曲した曲だったわけです。

いちおう、この曲にも佐藤嘉風さんが書いた詞が付けられていたのですが、さらに聴いた人が感動するように「美空ひばりさん」が歌う曲に仕上げたのが秋元康さんです。

秋元康さんは、例えばAKB48のメンバーに何か伝えたいことがあったとき、AKBの曲の歌詞にその伝えたいメッセージを入れるそうです。

あれから どうしていましたか?
私も歳を取りました
今でも 昔の歌を
気づくと 口ずさんでいます
振り向けば幸せな時代でしたね

という歌詞には、美空ひばりさんへの秋元康さんへの思いも含まれているだろうと思います。

ところで、なぜ秋元康さんが美空ひばりさんの新曲の歌詞を書くことになったのか、気になりませんか?

美空ひばりと秋元康の関係は?「あれから」を作詞した理由は?歌詞の意味も解説!2019年9月にAIで美空ひばりさんの歌声が復活しました。 ただ、過去の曲をAIが歌うというわけではなく、改めて新曲を歌うという世...

秋元康さんと美空ひばりさんは実は昔にも交流がありました。

気になった方は上の記事もどうぞ!

AI美空ひばりの声を作ったのは誰?

「AIでよみがえる美空ひばり」という企画では、ヤマハ株式会社の「ヤマハ歌合成チーム」が協力しています。

「ヤマハ」と聞けば、音楽とか楽器とかを連想する人が多いと思います。

ヤマハでは、2010年ごろからボーカロイドという歌声合成技術(ソフト)の開発がされてきました。

正確ではありませんが、イメージ的には、機械に歌を歌わせるということです。


上の曲は米津玄師さんの曲「砂の惑星」というボーカロイド(通称:ボカロ)を使った曲です。

こんなかんじで、人間が歌うのではなく、あらかじめ用意してある声を組み合わせてボーカロイドに歌わせます。

美空ひばりさんの新曲「あれから」には、こうしたボカロの技術も取り入れられています。

例えば、美空ひばりさんの声で、「アナと雪の女王」の主題歌である「Let It Go」を歌わすことができます。

で、今回のプロジェクトで何がすごいのかというと、ただの美空ひばりボーカロイドではないということです。

美空ひばりAIの仕組みはロボット?再現までの制作過程まとめ!2018年から、没後30年にあたる2019年に向けて美空ひばりのAIが開発されていました。 そして2019年の9月に発表され、さら...

上の記事で詳しく説明していますが、より本物の人間の美空ひばりさんが歌っているかのように歌わすために、AIの最新技術を取り入れていることです。

完全な機械の声ではなく、人々の心に訴えかけるような歌声を再現したのが、ヤマハ歌合成チームです。

美空ひばりAI制作にかかった費用はどれくらい?

技術開発と人件費が莫大である

「美空ひばり復活プロジェクト」には、多くの人がかかわっています。

人にもお金がかかっていますし、技術的なことにもお金がかかっています。

例えば、AKB48だと1曲だけでも130万円以上かかっているそうです。

しかも、AIの音声に関していうと、1年以上も試行錯誤があったそうです。

音声制作の人件費や開発費を考えても、数千万はかかっているのではないでしょうか。

美空ひばりさんが動いている映像に関しても、当然多くの人が関わってきます。

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こちらの記事でも紹介していますが、美空ひばりさんの映像を作るのに、モーションキャプチャーという技術を使っています。

美空ひばりさんの表情は別で作っているので、メインは体の動きだけですが、数十万というところだと思います。

顔の表情にめちゃくちゃ時間がかかってそうなので、そこに人件費や開発費がかかってそうです。

1億円以上かかっているのは、確実でしょう。

CDや美術館で赤字を回避?

美空ひばりさんの新曲「あれから」はCDで発売されており、またダウンロードでの販売もされています。

こういった形で費用を回収しています。

また、2019年12月20日(金)~2020年2月2日(日)の限定で「AI×美空ひばり」の特別企画もあります。

4Kの高画質の特設シアターで、「あれから」のスペシャルバージョンが上映されます。

CDの売り上げて、莫大な制作費の回収をぜひしていただきたいものですね。