志村けんさんは様々なギャグで日本、いや世界中に笑いを届けていました。
今回はドリフ時代からの志村けんさんのギャグ一覧をまとめました。
志村けんさんの
- ギャグ
- キャラ
- セリフ
- コントネタ
にどんなものがあったのか振り返ってみましょう。
志村けんの代表キャラクター:ひとみ婆さん動画
ひとみ婆さん(ひとみばあさん)の初登場はフジテレビ系列の「志村けんのだいじょうぶだぁ」です。
志村けんさんの一番好きなキャラだそうです。
- 張り出た前髪
- エプロン
- 瓶底メガネ
- しみだらけの顔
- 曲がった腰
というようなTHEおばあちゃんの特徴をオーバーに表現しているのが、めちゃくちゃ印象に残りますよね。
老眼で目が悪く、さらに耳が遠いためお客さんが来ても気づかない。
性格は所謂天然ボケで、受け答えが合わず、話が脱線することも。
「ンフンフ」と言う独特の息遣いも特徴。
そんな息遣いをお客に「そのンフンフ言うのやめてくれない!?」と言われると、ひとみ婆さんは息を止めてしまう。
そして呼吸困難になって、お客さんに「息はしていいよ!」と言われるのが一連の流れです。
このひとみ婆さんは、昔新宿にあった居酒屋のママをモデルにしているそう。
志村けんの代表キャラクター:バカ殿様動画
バカ殿様の初登場は1977年のTBS系列の『8時だョ!全員集合』中に放送されたコントです。
そして、1980年にフジテレビ系列の『ドリフ大爆笑』のコントでも登場し、1986年のドリフからの独立後もフジテレビ系列で『志村けんのバカ殿様』という志村けんさんの冠番組になるほどの人気に。
『志村けんのバカ殿様』は毎年、年に3回(年始、春or夏、秋)の放送され、志村けんさんのキャラクターの中でもよく登場しています。
- 白塗りの顔
- 太い眉毛
- チョンマゲ
という見た目。
女好きの65歳児ということで、志村けんさんに重なる部分があります。
今では放送できないぽろりなシーンも多めの時代劇風のお笑いコントでした。
志村けんの代表キャラクター:変なおじさん動画
変なおじさんの初登場は、1987年放送開始のフジテレビ系列の『志村けんのだいじょうぶだぁ』の第1回目です。
- おたまじゃくし模様のホクロ
- シミ
- 青い髭
- てっぺんハゲ
- ラクダシャツ
- ももひき
- 腹巻
という特徴をもったおっさんの見た目。
コントには、
- 変なおじさんが変装して忍びこみ女性にちょっかいを出す
- 女性の悲鳴で第三者が駆け寄り、女性が「このおじさん変なんです!」と言う
- 第三者の人が「なんだ君は!?」と聞く
- 変なおじさんは「なんだチミ(君)はってか!?え!?そうです、私が変なおじさんです」と言い、突然「変なお〜じさん、だか〜ら変なお〜じさん…」と踊り出す
- 最後に変なおじさんは「だっふんだ!」と言って、周囲は踊るかズッコケる
という定番の流れがあります。
志村けんの代表キャラクター:ディスコ婆ちゃん動画
1977年ごろに『8時だョ!全員集合』で人気だった、ディスコお婆ちゃん。
コントの最後に志村けんさんがお婆さんのズラをかぶり変装。
スタンドマイクに立ち、高い変な声で
ア~ア♪
ア~ア♪
ア~ア♪
ゲェッ!
ゲェッ!
ゲェッ!
ゲェッ!
ア~ア♪
ア~ア〜ア〜〜〜〜〜アオウ!
ア~ア♪
サンキューベイビー!
と、ギターの「デデンデデデデンデン」に合わせてロック調で歌います。
ディスコ婆ちゃんなのに。
ちなみにこのギターの曲は、志村けんさんが作曲したそうです。
作詞というのか分かりませんが、作詞も志村けんさんです。
志村けんの代表コント:ヒゲダンス
1979年〜1980年放送の『8時だョ!全員集合』のコントで、ザ・ドリフターズの加藤茶さんと志村けんさんが披露したギャグというか、大道芸ダンスです。
スイカ編、グレープフルーツ編、吹き矢編、ローラ編、バケツ編など、様々なパターンのヒゲダンスがあります。
ちなみにこのヒゲダンスに使われている曲は、アメリカのR&B歌手テディ・ペンダーグラスの「Do Me」という曲のベースラインを一部だけ切り取ってアレンジしたものです。
こちらの曲「Do Me」の冒頭部分ですね。
志村けんさんは、ソウルミュージックも好んで聞いていたそうです。
Gamble and Huff(ギャンブル&ハフ)という、ソウルミュージックというジャンルの作曲チームにより、「ヒゲ」のテーマ という曲が作られ、ヒゲダンスに使用されています。
カラスの勝手でしょ~
「カラス なぜ鳴くの カラスの勝手でしょ~」は、『8時だョ!全員集合』で志村けんさんが作った替え歌です。
童話「七つの子」が原曲です。
原曲では、「カラス なぜ鳴くの」というフレーズの次に「カラスは山に~」と続きます。
しかし、志村けんさんのギャグでは、「カラス なぜ鳴くの」の次に「カラスの勝手でしょ〜」というフレーズが続きます。
この替え歌が当時の小学生の間で大流行したそうです。
ただ、「カラス なぜ鳴くの」「カラスの勝手でしょ〜」と、本来の童話を勘違いする小学生が増えるという理由で、PTAから番組に苦情があったそうです。
(私は志村けんさんが作った替え歌の方を原曲だとずっと思っていました。)
アイーン
相葉くんのアイーンは珍しかったね! pic.twitter.com/nId9RrqFj3
— マ ユ ラ イ (@_ARASHI0625_) February 4, 2017
アイ、マイ、ミー
『8時だョ!全員集合』にて、志村けんさんが披露したギャグです。
英語の人称代名詞で「I my me you your you she her her he his him」とありますが、これを志村けんさんは、
「アイ、ミー、マー、ユー、ユアー、ユー、ヒズ、キム、ヒ、シー、ホー、ヒ」とふざけて言います。
この「アイ、ミー、マー」というギャグは、
志村けんさんの好きな曲であるビートルズの『I Me Mine』が元ネタとなっています。
志村けんの代表曲:東村山音頭
『東村山音頭(ひがしむらやまおんど)』は、志村けんさんの出身地である、東京都東村山市が作った音頭です。
原曲は1963年に作られたそうなのですが、この13年後の1976年に志村けんさんがリメイクして、『8時だョ!全員集合』で披露されました。
原曲とはメロディーや歌詞が異なり、「東村山4丁目」「東村山3丁目」「東村山1丁目」の歌があります。
原曲よりも、志村けんさんのリメイク曲の方が知名度は高いそうです。
ちなみに、「東村山2丁目」がないのは、ゴロが悪いのと作る時間がなかったため、作詞作曲していないそうです。
あと、「東村山1丁目」〜「東村山4丁目」は東京都東村山市には存在しません。