開成高校の「兄弟替え玉」が話題になっています。
どうやら、兄弟で替え玉が発覚して退学処分にまでなったといいます。
ただ、「替え玉受験ではない」とか「替え玉をやる経緯」とかが謎でどういう意味なのか訳がわからない人も多い様子。
今回は開成高校の兄弟替え玉の経緯や分かっていることを整理しました。
開成高校の兄弟替え玉事件の内容
2020年9月28日配信の「NEWSポストセブン」で「開成高校兄弟替え玉」問題について取り上げられていました。
この記事で語られている内容は事実かどうかは分かりません。
ただ、事実かどうかは置いていても意味が分からないんですよね。
現時点でこの記事が取り上げられているのは以下の内容。
- 偏差値70以上の難関高校である開成高校での出来事
- 2020年春に入学していた高校1年生のAくんが9月15日に退学
- 不正な経緯での入学が退学の理由だと保護者や生徒の間で話題になった
- この情報（噂レベル）が外部に流出
- 4月の入学式もなく、2020年6月28日までオンライン授業
- 6月29日から対面授業を再開
- A君は派手なルックスでオンライン授業でも目立っていた
- A君は1学期の期末試験も受けていた
- A君の年齢は18歳くらいではないかと保護者の間で噂に
- 校長先生によると「替え玉受験」ではなく「替え玉通学」だった
- A君本人は正当に合格している
という内容。
A君は何がしたかったのか。
そして、「替え玉受験」ではなく「替え玉通学」だったという点も謎ですよね。
それでは、1つずつ考えていこうと思います。
替え玉受験と替え玉通学の違いは？
記事の中では次のような噂が保護者の間であるようです。
- Aくんは18歳くらいじゃないか
- Aくんには高校1年生の弟がいて、弟は別の高校に通っている
- Aくんは開成高校の受験に合格した弟の代わりに開成高校に通っている
開成高校の入試は中学3年生しか受験できないということで、上のような噂が出てきたみたいです。
つまり、2019年度で当時中学3年生だったAくんの弟は不正なく開成高校を受験し合格している。
けれども、Aくんの弟は開成高校には行かずに別の高校に通っているということですね。
Aくんの弟の代わりに、兄のAくんが開成高校にオンラインも含め通っていたということであるならば、替え玉受験ではなく、替え玉通学ということになりますよね。
ただ、これだと「替え玉通学の意味は？」という疑問が残ります。
開成高校で替え玉通学の意味は何？
仮にAくんの弟が別の高校に入学していたとします。
そうすると、仮に替え玉通学がそのままバレずに卒業までいったとしても、卒業資格を同時に取得することになります。
そんなことが果たして可能なのでしょうか。
2つの高校の卒業資格を取得することは、理屈では可能みたいですね。
文部科学省のホームページで次のようなQ&Aがありました。
Q3 一度高等学校を卒業している場合には、他の高等学校に入学することはできないのでしょうか。
A3
法令上、一度高等学校を卒業した者の再入学を禁止する規定はなく、一度高等学校を卒業したことをもって、高等学校入学資格が無くなるものではありません。例えば、高等学校の普通科を卒業した者が、工業学科等の他の学科に入学することが考えられます。
また、単位制高等学校においては、校長の判断により、生徒が過去に在学した高等学校において修得した単位について、当該高等学校の全課程の修了を認めるに必要な単位数のうちに加えることができます。
なお、各学校への入学が許可されるかどうかについては、調査書その他必要な書類、選抜のための学力検査の成績等を資料として行う入学者選抜に基づいて各校長が許可することとなりますので、詳細については、各学校にお問い合わせください。出典元：文部科学省
このQ&Aでは、高校卒業後にも入学したい学校の校長先生の許可があれば、別の高校も入学できるとのこと。
ただ、今回はこのケースに当てはまらないので、なんとも言えないですよね。
もし、卒業資格を同時に取得したことがバレないということであれば、開成高校に自分の分身としてAくんを忍ばせたというのも納得です。
例えば、「開成高校に入学する実力はあるけれども、単純に通いたくない。でも卒業資格は欲しい！」みたいな理由だったら動機としてはありそうです。
替え玉通学の経緯は何？【オンライン授業放棄説】
こういう説もあるのではないかと思いました。
Aくんの弟は開成高校を受験し、入学資格を手に入れることができた。
でも、新型コロナウイルスの影響でオンライン授業になってしまった。
オンライン授業は面白くないし、そんなんだったら自分で自学自習した方が楽しいしマシだ。
でも、大学受験のためには高校を卒業しないといけない。
どうしよう….
そうだ！家に暇そうにしている高卒の兄Aに代わりに授業を受けてもらおう。
兄のAは勉強もできて優秀だけど、大学受験に興味がなく（大学受験に失敗し）、現在家でニートをしている。
もう一度青春を謳歌できるよ、みたいな話だったら代わりに授業を受けてくれるかな。
兄のAにお願いしてみよ！
兄はどうやら乗り気のようだ。
オンライン授業という新しい授業形式に面白さを見出したみたいだ。
その間、僕は家で参考書を使って自学自習。
とりあえず、対面授業解禁まで代わりにオンライン授業を受けてもらうか。
せっかくなら、1学期のテストも受けてもらおう！
兄のAはけっこう乗り気みたいだ。
さて、来週から通常の対面授業が始まるみたいだけど、なんか面倒になったな。
兄のAはノリノリみたいなので、このまま対面授業の方にも行かせよう。
どうせ、入学式もなかったし、僕の本当の顔なんて誰も知らないからバレないでしょ！
こんなかんじの話を勝手に想像しました。
開成高校の兄弟替え玉受験のAは誰？特定されてる？
記事の中ではAくんは兄弟であると推測されていますが、実際のところ兄弟ではない可能性もあります。
Aくんは本来入学するはずであった人の友達だったということも可能性としてはありそうです。
いずれにせよ、替え玉通学をしていたAくんは開成高校の授業やテストのレベルについていけるほどの優秀な人だったことに間違いはなさそうです。
- Aくん兄で高卒説、中卒説、ニート説
- Aくんは友達で、高卒説、中卒説、ニート説
など様々あります。
ただ、未成年のプライバシーに関わることなので、公にはAくんの個人情報が公開されることは決してないと思います。
学校内にいる生徒や保護者の方も、さすがに漏らさないのではないかと思います。
ただ、保護者のママ友が情報を流すということは考えられます。
今回の記事もママ友LINEで判明したようですから。