金正恩(キムジョンウン)の死亡説が出ている中、次に話題になっているのが「誰が後継者になるのか?」ということです。
朝鮮労働党最高指導者としては、第三代目にあたる金正恩ですが、次の後継者も血の繋がりのある者だと言われています。
今回は金正恩の後継者の候補についてまとめたいと思います。
金正恩(キムジョンウン)の家系図|兄弟姉妹から候補を考える
第二代目である金正日(Kim Jong Il/キムジョンイル)の子供は5人います。
長男(1971年生まれ):金正男(Kim Jong Nam/ミムジョンナム)
長女(1974年生まれ):金雪松(Kim Sul Song/キムサルソン)
次男(1981年生まれ):金正哲(Kim Jong Chol/キムジョンチョル)
三男(1984年生まれ):金正恩(Kim Jong Un/キムジョンウン)
次女(1989年生まれ):金与正(Kim Yo Jong/キムヨジョン)
5人兄弟ですが、お母さんが違う異母兄弟です。
「長男」、「長女」、「次男&三男&次女」というセットで、お母さんは3人いることになります。
長男の金正男は、2017年2月13に暗殺されました。
そして、2020年4月23日に金正恩が亡くなられました。
2020年4月現在生きているのは、長女の金雪松(キムサルソン)と次男の金正哲(キムジョンチョル)と次女の金与正(キムヨジョン)の3人です。
また、同じ母親から生まれてきたのは、このうち2人で次男の金正哲(キムジョンチョル)と次女の金与正(キムヨジョン)です。
後継者としては、金正哲(キムジョンチョル)と次女の金与正(キムヨジョン)の2人から選ばれると思います。
同じ母をもつ兄の金正哲(キムジョンチョル)も候補として考えられていました。
しかし、政治よりもギターに関心があるようなので、北朝鮮の最高指導者の地位に就くことはないと考えられています。
今のところ候補として可能性が高いのが、金正恩と同じ母をもち妹である金与正(キムヨジョン)と言われています。
金正恩の後継者は金正男の子供?
金正恩の兄弟の中で判明している子供の数ですが、
名前 | 死亡 | 子供 |
金正男 | 2017年2月13日 | 3人 |
金雪松 | – | 不明 |
金正哲 | – | 不明 |
金正恩 | 2020年4月23日 | 3人 |
金与正 | – | 不明 |
亡くなった、金正男に3名、金正恩に3名いることが分かっています。
金正男(キムジョンナム)の子供は
長男:キムハンソル(1995年生まれ)
次男:キムジミー(1997年生まれ)
長女:キムソルホイ(1998年生まれ)
の3人です。
もし、金正男と父の金正日との仲が悪くなければ、金正男の息子(金正恩から見たら甥)のキムハンソルが、後継者であった可能性は高かったそうです。
金正男は金正恩の政治体制を批判していたこともあり、金正男は暗殺されました。
さらに、金正男の子供の命も狙われていて、世界のどこかで子供たちはひっそりと暮らしているそうです。
表舞台に出てくることはないでしょう。
ということで、金正男の長男(金正恩の甥)キムハンソルが第四代として後を継ぐことはなさそうです。
金正恩の後継者は金正恩の子供?
金正恩の子供は3人いることが分かっています。
しかし、
2010年に生まれた長男の名前は不明で顔写真も非公開。
2013年に生まれた長女の名前は「キムジュエ」と判明していますが、顔写真は非公開。
2017年に生まれた子供に関しては、性別・名前・顔も不明という状況です。
長男の年齢は2020年4月現在で、9〜10歳です。
年齢のことも考えても、仮に長男が第4代の代表になったとしても、実際に代表の振る舞いをするのは、金正恩の娘である金与正(キムヨジョン)ではないかと思います。
金正恩の腹違いの姉である金雪松(キムサルソン)は、父親の金正日からの信頼が厚く、金正日のスケジュール管理を担当されていました。
そして、金正恩が代表になってからも、金雪松は書記室で業務をしていて、金正恩が政治的な判断を下す上で重要な存在であったと言われています。
金正恩の長男が年齢的に大きくなるまでは、金正恩の姉である金雪松(キムサルソン)と、妹である金与正(キムヨジョン)が家族一体となって動かしていくのではないかと予想でします。
形だけの代表はひとまず、金正恩の長男にはなるかもしれませんね。