東京五輪マラソン女子日本代表の鈴木亜由子(すずきあゆこ)さん。
鈴木亜由子さんは、陸上競技界においてめずらしい公立ランナーです!
今回はそんな文武両道ランナーである鈴木亜由子さんの学歴や学生時代のエピソードをまとめてみました!
鈴木亜由子の大学は名古屋大学(一般入試)で頭がいい!
鈴木亜由子(すずきあゆこ)さんの出身大学は名古屋大学。
名古屋大学は旧帝大のひとつでもあり、日本で最難関とされる大学の一つ!
ノーベル賞受賞者も多数輩出しており、日本だけでなく世界で活躍する人たちの出身校でもあります!
そのため、全国から優秀な学生さんが集まる大学です!
鈴木亜由子さんはそんな名古屋大学の経済学部!
ちなみに経済学部の偏差値は、2020年2月現在で62.5とかなり高いです!
在籍していたというだけでエリートであることが分かりますね!
そんな名古屋大学ですが、陸上競技部はあるものの、陸上競技での推薦枠はありません。
そのため鈴木亜由子さんは一般入試で受験し、現役で入学しています!
旧帝大クラスに一発で入れるということが既に鈴木亜由子さんの優秀さを物語っていますね!
とは言え、確かに名古屋大学は素晴らしい大学ですが、陸上競技という目線で見ると、よりハイレベルな名門大学が数多く存在しています。
そんな中で、鈴木亜由子さんはどうして名古屋大学を選んだのでしょうか?
鈴木亜由子さんが名古屋大学を進学先に選んだ理由は、本人曰く男子選手と一緒に練習出来る環境があったから、なんだそう!
一方でもう一つの理由に、強豪校でのハードな練習では、身体に支障をきたす可能性があると感じたから、というものも。
あえて女性より身体能力の高い男性と限られた時間で練習できるということが、鈴木亜由子さんにとっては魅力的だったと考えられます!
自分の身体を理解しつつ、そのうえで自分を高められる環境があるところに飛び込んでいけるのが、鈴木亜由子さんの強さの秘訣かもしれませんね!
大学時代、1年では、2010年世界ジュニア陸上競技選手権大会女子5000mで5位、2年3年と日本学生陸上競技対校選手権大会(インカレ)女子5000m2年連続優勝。
大学4年の時は、ロシアカザンで行われた第27回夏季ユニバーシアードの5000mで2位の銀メダル、10000mで優勝し金メダルを獲得し、全国トップクラスの記録を残しています。
ですが本人の不安もある通り、怪我も経験しています。
全てが順調にいったわけではない苦い経験もあるようです。
ちなみに卒業論文のテーマは『女性の社会進出と経済効果の関係』。
テーマだけで、頭が良さそうですね…!
鈴木亜由子の高校はどこ?頭いい?
【三河弁講座】
じしゅー
(意味)豊橋市にある東三河の勉強ができる子がやって来る時習館高校のこと。各界の著名人の母校でもある。東京オリンピック日本代表候補の鈴木亜由子や俳優の平田満が卒業生。とにかく敷地がどでかい。 pic.twitter.com/XOGVGquKM2— 三河弁bot (@Mikawaben_bot) December 19, 2019
鈴木亜由子さんの出身校は、愛知県の公立進学校・時習館高校。
愛知県の人ならだれもが知っている、偏差値70の日本屈指の超エリート高校です!
ただ、学力はトップクラスのこちらの高校、決して陸上競技の名門校ではありません。
そんな高校に入学しても、鈴木亜由子さんの高校時代は華々しい活躍!
とは一筋縄ではいかず、怪我との闘いに見舞われます。
鈴木亜由子さんは身長154センチと大変小柄な体格です。
その体を目いっぱいに使う豪快なフォームで早さを求めるため、鈴木亜由子さんの身体が悲鳴をあげました。
高校1年、2年の時に疲労骨折で2度の手術をします。
2度目の手術は自分の腰の骨を移植するという大変大がかりなものでした。
当時の写真がこちらです。
そんな鈴木選手が全国の舞台に戻ってきたのは高校3年の時。
その時のインターハイ女子3000メートルで8位に入っています!
ですが、タイムは9分20秒24で、中学時代のベストタイムより約10秒遅いタイムでした。
それでも鈴木亜由子さんは、多くの人に支えられて走ったレースを印象深いものとして語っています!
ちなみに何事にも妥協しない鈴木亜由子さんは、怪我の治療中も英単語を覚えていたそうです!
転んでもただでは起きない鈴木亜由子さん!
メンタル面で非常に強いと言われていますが、伊達ではありませんね!
鈴木亜由子の中学校はどこ?
今週のニュース23より
鈴木亜由子さん(JP日本郵政グループ)の小学校時代の走り
当時から勢いが違う pic.twitter.com/gVY06U8rWC— はし (@hasi07170923) December 11, 2015
鈴木亜由子さんは豊橋市立豊城中学校出身です。
愛知県豊橋市で生まれた鈴木亜由子さんは、小学校時代から地元の陸上クラブで陸上競技を始めていました。
ですが、この中学校では陸上部がありませんでした。
そのため、同じく小学校から始めたミニバスケットボールの経験を生かしてバスケットボール部に入部しています。
2006年の丸亀全中。
女子1500mの優勝は鈴木亜由子(現・日本郵政)。
中学生の頃から伸びのある素晴らしい走りですね😊#RoadToRio pic.twitter.com/LCW1E7it5Z— あきば なおと (@AKB7010) July 13, 2016
一方で、バスケットボール部に所属しながら出場した第32回全日本中学陸上競技選手権、鈴木亜由子さんは女子800メートルと1500メートルの部門で優勝。
翌年も1500メートルで連覇して中学最強ランナーと呼ばれるまでになります。
#馬瓜ステファニー 選手の話を真剣に聞いて頷く #鈴木亜由子 選手
彼女も実は元バスケ部。 pic.twitter.com/XvsMlNNfnn— BFC@Crouch-Bind-Set🏉 (@masabfcsports) January 7, 2020
中学生にして社会人よりも速いとさえ言われていましたが、当時地元テレビ局のインタビューでは「陸上とバスケットボールなら、バスケットボールのほうが好き。将来の夢は体育の先生」と答えたそうです!
この時は、まだバスケットボールに興味があったのが意外ですね!
鈴木亜由子は珍しい公立校・国立大学ランナー!
鈴木亜由子さんは、高校は公立進学校の時習館高校、大学は名古屋大学と、名門と呼ばれる私立学校には通われていませんでした。
ところで、公立校・国立大学ランナー、というのは珍しいのでしょうか?
実際に大会に選抜された実績を見てみましょう!
こちらは2013年の国際千葉駅伝、学生選抜メンバーです。
国際千葉駅伝(11/23)【エントリー】 ~日本学生選抜~
【男子】
村山謙太(駒澤大学)
小椋裕介(青山学院大学)
服部勇馬(東洋大学)
牟田祐樹(明治大学)
【女子】
伊澤菜々花(順天堂大学)
鈴木亜由子(名古屋大学)
前田彩里(佛教大学)
大森菜月(立命館大学)— 陸上日和 (@niigata1832) November 12, 2013
この陸上強豪校所属選手が肩を並べる中、鈴木亜由子さんは唯一の公立校ランナーです!
その時には既にユニバーシアード女子1万メートル優勝の記録を持っているので、実力で選ばれたことは間違いありません!
名古屋大学は陸上競技において、決して有名でも、強豪でもありません。
それでも選抜されている鈴木亜由子さんはやはり実力主義、文武両道の選手と言えますね!
◆鈴木亜由子のマラソンは頭がいい?
学歴を見ても、頭がいいことがうかがえる鈴木亜由子さん。
東京五輪を決めたMGC前のインタビューで、初マラソン初優勝を果たした北海道マラソンでのレースをこのように述べています。
夏の方が得意であること、目標タイムを定めること、そして、冷静であること。
気候や、自分の得意分野、そして天敵である怪我に対する配慮。
それらを踏まえて走る戦略がしっかり組み立てられています。
とても冷静に分析を重ねて大会に挑んでいることが分かりますね!
ただ努力を重ねるだけでなく、知的な部分もうかがえるインタビュー内容から、やはり鈴木亜由子さんの知性を感じます!
◆鈴木亜由子の現在の所属や勤務先は?
📺クイーンズ駅伝ナビ
🏢TBS🎽鈴木亜由子さん:日本郵政
🎽鍋島 莉奈さん:日本郵政 pic.twitter.com/nrTRSmltnf— NOBUKI (@nobu_777__tf) November 22, 2017
鈴木亜由子さんは、2014年に日本郵政に入社。
同年に創立された日本郵政グループ女子陸上部に所属しています。
2020年2月現在の所属部員は11名。
鈴木亜由子さんは副キャプテンです!
最近では、2019年11月24日に行われた第39回 全日本実業団対抗女子駅伝競走大会(クイーンズ駅伝 in 宮城)で、日本郵政グループ女子陸上部が出場、優勝しています!
鈴木亜由子さんもメンバーに入っており、チームの優勝に貢献しています!
今後の活躍にも、目が離せません!