現在、レンタルなんもしない人という謎のサービスをしている、レンタルなんもしない人。
このサービスを始める前には、普通に就職をして仕事をしていたそうです。
その他にも以外な一面もあり、調べていくうちにレンタルなんもしない人に魅了されていきました。
今回はレンタルなんもしない人になるまでの経歴を見ていきたいと思います。
レンタルなんもしない人の経歴とプロフィール
今日は取材で「レンタルなんもしない人」さんとお会いして来ました!
記事は後日! pic.twitter.com/KeilGvqXUy— 中原かずま@就活サイト きゃりんく (@careelink40) June 15, 2018
本名:森本祥司(もりもとしょうじ)
生年月日:1983年10月22日
身長:177cm
出生地:愛知県名古屋市
出身地:兵庫県川西市(大阪府との県境あたり)
現住所:東京・都国分寺駅付近
レンタルなんもしていない人の経歴を簡単に見ていくと、
25歳(2008年):大学院卒業し就職
26歳(2009年):結婚
28歳(2011年):会社をやめ、再就職
31歳(2014年):会社をやめ、フリーで活動開始
33歳(2016年):子供が生まれる
35歳(2018年):レンタルなにもしない人開始
37歳(2020年):ドラマ化
有名国立大学院卒業後、一度は就職されましたが転職などを経て、今のレンタルなんもしない人に至るということです。
レンタルなんもしない人の学歴については下の記事で詳しく書いています。
https://netatori.com/rental-gakureki/
社会人1年目には、学生時代から付き合っていた方と結婚もされており、お子さんもいらしゃいます。
ご家族については下の記事で詳しく書いています。
https://netatori.com/rental-family/
会社員時代にレンタルなんもしていない人は上司に
- 「なんでいるのか分からない」
- 「生きているのか死んでいるのか分からない」
とよく言われていたそうで、自分は何にも向いていないと思っていたと言います。
自分は何もしたくない。
この人も何もしないで生きている。こういう風に自分も生きられたらいいなと強く思っていました。
こういう思いもあり、
『レンタルなんもしない人』というサービスを始めます。1人で入りにくい店、ゲームの人数あわせ、花見の場所とりなど、ただ1人分の人間の存在だけが必要なシーンでご利用ください。
国分寺駅からの交通費と飲食代だけ(かかれば)もらいます。ごく簡単なうけこたえ以外なんもできかねます。— レンタルなんもしない人 (@morimotoshoji) June 3, 2018
思い切って2018年6月3日に『レンタルなんもしない人』というサービスを始められました。
サービスの内容は、下の画像を見ていただけるとなんとなく分かると思います。
プロ奢さん@taichinakaj のvoicyズカイ。
レンタルなんもしない人@morimotoshoji おもしろすぎる。
「レンタルなんもしない人」をレンタルしてみた – プロ奢ラレヤーhttps://t.co/7vH5QBGwcX#Voicy pic.twitter.com/Ncp6d6MiHO
— フクモトイオリ (@zukaibito) July 12, 2018
レンタルなんもしない人(森本祥司)さんが、どのようにして生計を立てられていらっしゃるのか?については、下の記事で詳しく書いています。
https://netatori.com/rental-money/
それでは、レンタルなんもしない人の詳しい経歴を見ていきましょう!
レンタルなんもしない人はバイトでもなんもしない人だった
先日レンタルなんもしない人さん( @morimotoshoji )と野球観戦に行ったのですが、「その人が得意分野を話してるのをずーっと聞いてるのが好き!」という私に、ずーっと数学や物理の話をしていただきました!多分トータル2hくらい。笑 すごく楽しかったです。めっちゃ色々してもらったっていう自慢です pic.twitter.com/DafZnvlBBB
— 301 (@301_rw) October 17, 2018
レンタルなんもしない人は、大学生時代は個別指導の塾の講師をされていたそうです。
個別塾なので、教壇に立って教えるのではなく、一人や二人くらいに付き添って教える形式です。
普通は横から教えてあげたりするところを、レンタルなんもしない人は教えなかったそう。
逐一、教えてしまうとたぶん、ちゃんと身につかないと思っていて、極力なんもしないようにしていた。
そういう方針のほうが絶対に良いと思ったんですよ。教えてしまうと(子ども自身が)「わかった!」と感じられることを奪ってしまうんで。
出典元:好書好日
という考えのもと、できるだけ「教えない」という選択をされていたようです、
しかし、教えられることを期待している保護者からは「全然教えてくれない」とクレームが来たと(笑)
そりゃそうですよね。
つまり、子供の学ぶ力を信じることが良い講師だと考えていたレンタルなんもしない人と、一般的な保護者が求める講師とは、大きなギャップがあったということです。
このときから、レンタルなんもしない人は、理由のある「なんもしない人」だったんですね!
レンタルなんもしない人の経歴 前職は何?
レンタルなんもしない人は、大学院の修士課程を終了されると、就職という道を選択されました。
学生時代に塾講師のアルバイトをしていたということもあり、教育業界の就職説明会へ行っていたそうです。
研究職への道を選ばなかったレンタルなんもしない人は、Z会という教材系の出版会社へ就職されました。
RT 以前、Z会というバリバリ受験業界の会社に勤めてて、毎日受験生のための教材(数学の)を作ってたんですが、会社やめてからはその反動でか、受験という文字をみても「くそどうでもええがな」としか思えなくなった。会社での嫌な思い出と受験とを勝手に重ねてしまい、この受験生には申し訳なかった
— レンタルなんもしない人 (@morimotoshoji) September 24, 2018
さすが高学歴なこともあり、一流企業ですね・・・。
配属先はレンタルなんもしない人の得意な数学を生かせる、数学の通信教材を編集する部署だったそうです。
ただ、個人プレーが得意なレンタルなんもしない人ですが、周囲の人たちと協力して進める仕事や、複数の仕事を同時に進めることが苦手だったそうです。
次第に周りの人との仕事に対する熱意の差や、熱心な先輩からの教育(指摘やフォロー)に対する嫌悪感なども感じるようになった、レンタルなんもしない人。
「何をもって正解なのかが分かりにくい世界でした。そうなると、先輩の良い反応だけが“正解”となってしまう。まるで先輩の顔色をうかがって仕事をしているような気持ちにさえなりました」
出典元:日刊ゲンダイ
こんなことを感じながら、毎日同じ業務を繰り返す日々。
意外なのですが、あまり周囲と馴染めなかったせいか、各部署の同期が集まる中では、「下ネタを連発する人」というキャラで過ごしていたそうです(笑)
ちょっと想像できないですよね。
周りのみんなが、しょうもない下ネタやダジャレで笑ってもらえて、作ったキャラでストレス発散になったといいます。
人間関係の気疲れも、日に日に溜まっていたレンタルなんもしない人。
自分もこうなりたい!と思えるおもしろい上司や先輩とも出会えず、Z会をわずか3年で退職してしまいます。
レンタルなんもしない人はNSCを受験していた!?
取材でもつい「どんな体験がきっかけで?」と訊いてしまうのですが、「体験は常に続いている」というレンタルなんもしない人さんの言葉にハッとしました。相対評価の苦しさから始まって、物理の魅力&ネット大喜利の面白さを経由した、ニュートラルな自分のまま世界に居ることについてのトークでした。 pic.twitter.com/OtfHujLdD3
— 姫乃たま (@Himeeeno) November 18, 2019
退職後は、東京にあるコピーライターの養成学校に通われていました。
どうやら、学生時代に趣味で「ネット大喜利」というものをやったいたことがきっかけだそうです。
「ネット大喜利」というのは、出されたお題に対して、おもしろい答えを出すというものです。
例えば、
「お父さんの洗濯物とは別にして」の10倍傷つく娘の一言とは?
とか。
ちなみに、レンタルなんもしない人の奥さんとは、大学生時代にネット大喜利のオフ会で知り合い、意気投合し付き合うことになったそうです。
おもしろいことが好きということで、お笑い芸人の養成学校であるNSC(吉本総合芸能学院)の試験も受験されました。
NSCの試験には合格されましたが、お笑いの世界は上下関係が厳しそうということで、コピーライターになるという選択をすることに。
そして、コピーライターの講座をうけると、受講生の中で成績がトップだったといいます。
そのこともあって、コピーライターとしての仕事を受けることになりました。
しかし、広告業界では体育会系のノリが求められたらしく、またクライアントへの提案コピーが通らないことや、その修正や代案のコピーさえ通らなかったそう。
交渉術も求められるコピーライターという職業は自分には向いていないということで、コピーライターも辞められました。
レンタルなんもしない人は再就職やブログを始める
2011年(28歳)のとき、コピーライターの仕事を辞めたレンタルなんもしない人は、編集プロダクションに再就職することになります。
しかし、会社勤めということには変わりがなかったようで、3年ほどでやめてしまいます。
その後、ブログを始めます。
めちゃくちゃ昔、神話でしか語られていないようなどこかの世界で、人間の自由意志が認められておらず、全ては神様の意志が人間に降りてくることで為されているのだと信じられていた、というような話を聞いた。こういう共通認識のある世界では、人間は裁かれない。全部、神様がやったことなので。今は、人間自体が自由を持っているのだと信じられている。で、人間自体が裁かれている。ということは、どこかのタイミングで、人間自体を裁こうと思った何者かがいて、そいつが人間界にこっそりと自由を持ち込んだんだと見ることもできなくはない。というような話だった。
これを聞いて、「あ~、このブログのつらさだ」と思った。
(後略)
出典元:HatenaBlog
みたいな内容で、読んでいて文章がうまいなという印象。
内容も哲学的で知的なかんじがして、思考を言語化するのがうまいなと思いました。
ブログの投稿は2017年中だけされていて、2018年6月の投稿を最後にブログを終了されました。
そして、ブログの終了とともにレンタルなんもしない人を開始されました。
レンタルなんもしない人を開始する
『レンタルなんもしない人』というサービスを始めます。1人で入りにくい店、ゲームの人数あわせ、花見の場所とりなど、ただ1人分の人間の存在だけが必要なシーンでご利用ください。
国分寺駅からの交通費と飲食代だけ(かかれば)もらいます。ごく簡単なうけこたえ以外なんもできかねます。— レンタルなんもしない人 (@morimotoshoji) June 3, 2018
自分にはお金に執着した姿勢が合わないと感じたことから、レンタルなんもしない人を思いついたそうです。
実はこのレンタルなんもしない人のサービスにはモデルとしている人がいました。
それは、プロ奢ラレヤーさんというタダでご飯奢ってもらって暮らしてる男性です。
どれか1つ当てはまる人は奢れます。
・フォロワー5000人以上
・前科あり
・博士課程 在籍or卒
・障害あり(患者数 人口1%以下くらい)
・レアな職業(人口5000人以下くらい)
・知り合いに話せない秘密がある
・なんもないけど2万円 払う↓必ずこれを読んでからDMどうぞ。https://t.co/f8UVx91RUc pic.twitter.com/hL0HgStEEc
— プロ奢ラレヤー🍣 (@taichinakaj) September 25, 2019
成功事例を真似て、「何もしない」というサービスが生まれたということです。
気軽にレンタルできることや、レンタルなんもしない人のキャラが受けてか、サービスを初めてフォロワーが一気に4000人にまで増えたそうです。
そして、2020年2月現在のフォロワーは25万人。
このまえ取材にきた新聞記者の人が持ってきてた本、付箋がびっしり貼られててそれ見て「うわー!すげー!ありがとございます!」ってはしゃいでしまった。自分も将来誰かを取材するときは嘘でもこうやって付箋貼りまくっていこうと思った。 pic.twitter.com/paK3ZO0aBS
— レンタルなんもしない人 (@morimotoshoji) December 2, 2019
今では、書籍化やドラマ化までするくらい人気者になられています。
レンタルなんもしない人経歴まとめ
レンタルなんもしない人のサービスを始める前からさまざまな経験を森本祥司さんは積まれています。
一流の安定した企業を捨てて、なぜ収入の少ない「レンタルなんもしない人」を選んだのか気になりますよね・・・。
レンタルなんもしない人は組織の中で同じ業務を行うことよりも、毎日新しい人との出会いの方が大事だったのかもしれません。
また会社員としてだけでなく、フリーでの活動経験もあります。
さまざまな経験をしてきたからこそ、「レンタルなんもしない人」のビジネス化に成功したことがわかります。
何も考えられていないようで、奥の深い「レンタルなんもしない人」。
ドラマによってさらに知名度の上がったレンタルなんもしない人の活躍が今後も気になります。
レンタルさんについて、もっと詳しく知りたい方は↓の記事も合わせてどうぞ!